これも初体験











これは僕が中学生の頃のお話です







その前にぼくの背景を説明しよう。



僕は今でこそ、

某国立大学の大学院という

一見 勉強ができそうな人がいるべき場所に所属していますが




昔から、完全なスポーツ少年であった僕は
勉強そっちのけの生活でした。













どれくらいそっちのけかというと











夏休みの宿題は












当然 最終日











冬休みの宿題も









当然 最終日









春休みの宿題は









全て提出した記憶なし。










上記した夏、冬にしたって

当然 自分の力でやりきった事など 皆無





常に

長期休み中盤からは

宿題を終えている友達との連絡を密にすることを

かかさずこなしていた。












ただいつも







漢字ドリルの恐怖におびえていました。








「答え写しても、楽じゃないやん・・・・」









そして、さらに






図工の絵の宿題が出た時などは













母が書いていた。

    (先生ごめんなさい・・・・・)








そんな僕の成績は
常に中の下





上の部類に入る兄と比較され
困ったものでした。







しかし、


僕は、成績のことなど

気にした事がありませんでした。

中1のあの日までは・・・。









ここで、

やっと中学の話題に入ります。







みなさんの周りにはいませんでしたか?












テストの点数を隠そうとして

異常に必死な人










僕の周りにも沢山いました。









点数の書かれてるはしっこの部分を
2重、3重と折り曲げて
テスト用紙を 四角形から 不恰好な五角形にしてる人。






そして






ほとんどテストを表向けない人






テストを返してもらった雰囲気をみじんも感じさせない人






僕は成績など気にしてなかったし

そのように隠す行為がどうもかっこ悪いと思っていました。





そんなある日










ちょうどテスト週間が終わり
みんなにテストの返還がいつもの通り行われていました。








それはちょうど英語の時間











みんなに配り終えられた時

僕の前の席に座っている
御調子者のT君が騒ぎはじめました。









さわいでいる様子をうかがっていると






中学1年生の英語のテスト

とても簡単な時代だといわれるこの頃のテスト




平均点が高い時は 90点
低い時でも75点はあるこの頃のテスト





そんなテストでT君のとなりの女の子が
取った点数が













27点











今でも忘れません。かなりのインパクトでした。











T君の騒ぎは一向に収まりません。








ついには彼女の事を
















トゥエンティ セブン   

     などと呼び始めました。










周りもどよめきます。

彼女がとてもかわいそうです。






どうにか助けたあげたい とも思いました。








その時です









T君は後ろを振り返り
僕に話を広げようとしてきました・・・














彼女を助けるにはチャンスとも思えるタイミングでしたが
僕は、すごく困ってしまいました。







なぜなら













僕は24点だったから。







「・・・・・・・・・・」










そう、





この時
僕がいくら彼女を助けようとしても、



全く説得力ありません。







いや、むしろ


容易に想像できるでしょ?
















矛先が僕に向くことが。











初めてです。








ほんとに初めてでした。








僕のテスト用紙は









四角形から 不恰好な五角形になりました(ToT












これが初体験。














そして、この時の教訓は









27点とか取った時は、見られる前に隠す事がとても大事!
















ではなく











自分がその立場に立ってみないと、隠す人の心理はわからない(TT


って事です。



経験って大切・・・(T-T